_20190411_133315
中川繁夫写真集<京都>
桜が咲く時期になると、桜を撮りにあちこちへ出かけます。
出かけるとはいっても近場で、歩いて行ける場所が多いんです。
たまたま生まれ育ったのが京都の西陣界隈なので、撮影場所もそのあたりです。
現在地、西大路の一条通り南東角に通称椿寺、地蔵院があって、桜があります。
椿寺というのは五色八重の椿があるからですが、ぼくは桜に惹かれています。
何時の頃からあるのかわからないんですが、有名な椿は、秀吉が移植したとか?
ぼくの注目は、この寺の立地場所なのです。

一条通り、紙屋川の西、秀吉の時代以降は洛外になるところです。
一条通りは、西へ道なりにいくと仁和寺に至って、鳴滝を通って高雄への街道です。
高雄から美山へ通じる道で、現在は福王子を経由、自動車道になっています。
一方で広沢の池から大覚寺に通じる道でもありますが、天皇がとおる道ではなかった。
いずれにしても、ここの場所は、洛中から洛外への交通の要所であったところです。
それでどうした、と聞かれても、ぼくにとって大きな意味を持つわけではありません。
知識として、そういうことを知った、でも、このことで感情が醸成されるように思うのです。

表現の原点を探るための模索をしているところです。

現代表現研究所HP